膝の捻挫を徹底解説!原因と正しい対処法を知って早期回復を目指そう
こんにちは。いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「階段を降りる時に膝をひねってしまった」 「スポーツ中に膝に強い衝撃が走り、そこから痛みが引かない」 「ただの捻挫だと思って放っておいたら、歩くのが辛くなってきた」
このようなお悩みで来院される患者様は非常に多くいらっしゃいます。膝は体重を支える重要な関節であり、一度痛めると日常生活に大きな支障をきたします。
今回は、意外と知らない「膝の捻挫」について、それを引き起こされる原因と適切な対処法を、一般の方にもわかりやすくプロの視点から解説します。
1. そもそも「膝の捻挫」とはどんな状態?
「捻挫(ねんざ)」と聞くと、足首をイメージする方が多いかもしれませんが、膝にも起こります。
膝の関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が組み合わさっており、それらを「靭帯(じんたい)」という強いバンドのような組織がつなぎとめています。
膝の捻挫とは、この靭帯が無理な力によって伸びたり、一部(または全部)が切れたりした状態を指します。骨折はしていないけれど、関節を支える軟部組織がダメージを受けている状態、と考えると分かりやすいでしょう。
2. 膝の捻挫を引き起こす「3つの主な原因」
なぜ膝の捻挫は起きてしまうのでしょうか?その主な原因は大きく分けて3つあります。
① スポーツによる突発的な衝撃
最も多い原因はスポーツシーンです。
- 急な方向転換やストップ: サッカー、バスケットボール、テニスなどで、足が地面に固定された状態で体が回転すると、膝に強烈な「ねじれ」が加わります。
- ジャンプの着地: バレーボールなどで着地した瞬間に膝が内側に入ってしまう(ニーイン)と、靭帯に大きな負荷がかかります。
- 接触(コンタクト): ラグビーや柔道などで、横から強い衝撃を受けることで関節が異常な方向に曲げられ、捻挫を引き起こします。
② 日常生活での些細なアクシデント
スポーツをしていなくても、膝の捻挫は起こります。
- 段差での踏み外し: 階段や歩道の段差で足を滑らせ、踏ん張った瞬間に膝をひねるケース。
- 転倒: 雨の日の濡れた路面や、家の中のちょっとした段差で転び、膝を強く打ちつけた際に関節が歪みます。
- 自転車の乗り降り: 急いで降りようとして足をついた際、不自然な角度で体重がかかってしまうこともあります。
③ 筋力低下と柔軟性の不足
実は、これらが「根本的な原因」になっていることも少なくありません。
- 膝を支える太ももの筋肉(大腿四頭筋など)が衰えると、関節への衝撃を筋肉で吸収できず、ダイレクトに靭帯に負担がいきます。
- また、股関節や足首が硬いと、その間のクッション役である膝が過剰に動かざるを得なくなり、結果として捻挫しやすくなります。
3. 膝を捻挫した時の「正しい対処法」
もし膝をひねってしまったら、どうすればいいのでしょうか?初期対応がその後の回復スピードを左右します。
【応急処置:RICE処置の原則】
現在は少しずつ考え方が進化していますが、基本となるのはやはり「RICE(ライス)」です。
- Rest(安静): 無理に歩き回らず、まずは座るか横になって関節を休ませます。
- Ice(アイシング): 腫れや炎症を抑えるため、氷嚢などで15〜20分ほど冷やします(冷やしすぎによる凍傷には注意)。
- Compression(圧迫): 弾力包帯やサポーターで軽く圧迫し、内出血や腫れを防ぎます。
- Elevation(挙上): 可能であれば、膝を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減させます。
【整骨院や専門機関での治療】
自己判断で「数日休めば治るだろう」と放置するのは危険です。 当院では、以下のようなアプローチで早期改善を目指します。
- 状態の正確な把握: どの靭帯をどの程度痛めているのか、関節のズレはないかをチェックします。
- ハイボルト療法などの物理療法: 手では届かない深部の炎症を抑え、痛みを取り除きます。
- テーピング・固定: 不安定になった関節をサポートし、再負傷を防ぎながら日常生活を送れるようにします。
- 手技療法(整体): 膝周りの筋肉の緊張をほぐし、膝にかかる負担を減らします。
【回復期のストレッチと筋トレ】
痛みが引いてきたら、徐々に動かしていくことが大切です。
- 足首・股関節のストレッチ: 膝の負担を代わりにしてくれる関節を柔らかくします。
- もも前の筋力トレーニング: 膝の「天然のサポーター」である筋肉を鍛え、再発を予防します。
4. 膝の捻挫は「放置」が一番の禁物です
膝の捻挫は、目に見える出血がないため、ついつい軽く考えてしまいがちです。しかし、中途半端な状態で治癒を止めてしまうと、以下のようなリスクが生じます。
- 慢性的な膝のグラつき(不安定症)
- 将来的な変形性膝関節症への移行
- 他の部位(腰や足首)への二次的な痛み
「ただの捻挫」と侮らず、原因をしっかり理解し、適切な対処を行うことが、10年後、20年後も自分の足で元気に歩き続けるための秘訣です。
もし今、膝に違和感や痛みを感じているのであれば、一人で悩まずにぜひ当院へご相談ください。あなたの痛みの原因を一緒に見つけ出し、最適なケアをご提案させていただきます。
皆様の健康な毎日を、全力でサポートいたします!


